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結果を出す人の雑談力10  その3「自分のことを話してみよう」

こんにちは、Pさんです。雑談力UPシリーズ第三回目です。
「まずは笑顔」「人の話を聞こう」と続いて、やっと「話す」お話です。
「雑談力UP」シリーズですから「話す」方向に話を持っていきませんとネ(^^) しかしこれがなかなか難しいのです。
自己紹介シートに「自分は話し下手です」「人見知りです」等と書いてしまう方もいらっしゃるくらいです(本人は免罪符のつもりで書いているのでしょうが、それを読んだ方は、だからナニ? と思うだけで、好感度は下がります)。今回は特にそのような「口下手」「話すのが苦手」だという方々へのアドバイスを書いてみましょう。

3)まずは自分のことを話してみましょう。
これは裏をかえせば「質問攻めはやめましょう」ということになります。
「笑顔」で「聞く」のが良いからといって、「それでそれで?」「どうしてですか?」「いつ?どこで?なにを?」等々と質問ばかりしているのは、「聞いていること」になりません。質問攻めしていることになります。相手は疲れてしまいます。
そういえば親戚のおばちゃんに一人はいますね「根掘り葉掘りタイプ」が(^^;)

私Pさんにもこういう叔母がいて、結婚後挨拶に行ったら、いろいろ聞かれること聞かれること(>_<)大変でした。ま、親戚で気心がしれているから、実はかえって話が弾んで良かったのですが♪
初対面の婚活場面では、こういう根掘り葉掘りタイプは嫌われます。それにそもそも口下手話し下手の方々は、こういうタイプにはなれませんので、ヘタをすると逆に、ネチネチとした面接官のような聞き方になってしまい、ますます嫌われることとなります(T_T)

イヤですね(^^) 婚活は「面接試験」ではありません。対等の立場です。面接官ではないのですから最初から「学生時代、部活は何をしていましたか」などと聞くのは大間違いです。こんな簡単な質問さえダメって、ではどうしたらいいの?

○自分のことについて話すことから始めましょう。
自分がどんな人間であるかをまず伝えなければ、相手は安心して心を開いてくれません 。先ほどの部活の例ですと「私は学生の時 登山同好会に入ってましたが」と自分の話から始めて、次に「貴方の学生時代の部活は?」と順を追って聞くのならOKなのです。「人に名前を聞くときはまず自分から名乗る」「相手の年齢を聞くときはまず自分の年齢を言う」などと同じ原理です。
自分の部活を紹介してすぐに「登山部では八ヶ岳に5回登りました」だの「今度会社の同好会でヒマラヤに行くんですよ」などなど「自分アピール」を始めてしまう人がいますね。好感度ダウンで、すぐ脱落して行きます。瞬殺です。
幸い(?)話ベタの貴方は、そんなことまで喋れません。せいぜい「高尾山で美味いビール飲んだのがきっかけです」程度で終わりです。それでいいのです。期せずして共感の持てそうな「自己開示」をしています。身近な話題に持って行ければ、好感度はグ~ンとUPします♪
相手が「え~! 私も高尾山行きました~」となればこっちのものですね。
相手がまったく登山などに興味がなければ「私は学生時代、吹奏楽をやってました」などと話題を変えてくるでしょう。そこで「吹奏楽といえばやっぱり行進曲ですよね、中でも「アルセナール」はコンサートマーチで白眉です」などと、もし貴方が聞きかじっていたとしても、くだらない自説を述べてはいけません。ウザイ解説野郎と見なされて即脱落です。
「音楽ですか~、私はカスタネットがやっとです」とベタですがあくまで「自分のこと」を開示してから、その上で「楽器は何を?」などと初歩的な質問から聞きましょう。もし相手がのってくればその時は「アルセナール」でも「スターウオーズ」でも吹奏楽の心地よさの話を存分にどうぞ(解説しない程度にネ)。モノには順序、話にも段取りがあります。

解説野郎 今まさに瞬殺され中(^^)

さて、「自分のことを話す」といえば、当然「自己紹介」です。「名前、住所、職業・・・」つまらないですね(>_<) ま、最低限度の項目で仕方の無いことではありますが、その代わりと言ってはナンですが、基本項目の他に当会では「枕詞」を皆さんに書いてもらっています。
「まくらことば」は自己紹介や雑談に役立つ「覚えてもらいやすい武器」となります。「自分のもう一つの肩書き」とでも申しましょうか。例えば私Pさんなら「ペンションのオーナーでした」「自転車でアメリカ大陸を横断しました」「42.195キロ歩いたことがあります」「明日からダイエットやってます」「飲み鉄です」「この30年演芸場で落語聞いてません」「近い将来スズメと話せるようになりたい」などなどです。皆さんならもっと沢山ありそうですね。
それらは全部自分のことですから、相手が興味がありそうなら、いくらでも話せます。「いくらでも話せることを幾つ持っているか」は、この雑談力シリーズの結論の一つでもあります。

明治大学教授の斎藤孝さんはちょっと変わった「枕詞集」を自分用に作っています。「偏愛マップ」という本を出版しています。名前からして面白いですね。ネット上で多くの人が幾つも偏愛マップを作って公開されていますのでそのうちの一つをコピペさせてもらいました。

先生はこう説明されています。
「偏愛マップ」とは、その名の通り「偏って愛するもの」を一枚の紙に書き込んだマップです。「ちょっと好きなものマップ」とは違います。偏愛でなければなりません。人との嬉しい出会い、通じ合う楽しみ、いい人間関係というのは、互いの偏愛やクセの結びつきによって起きるからです。自分がホントに好きなものは何か?そういう問いをポジティブに自分に発してみようというのが、偏愛マップのねらいです。

選ぶ項目はなんでもいいそうです。好きな 場所・映画TV・舞台・音楽・著名人・食べ物・色・お店・飲み物・本雑誌・など。先生は「枕詞」という文言を使ってはいませんが、まさに私達でいうところの「枕詞」と同じです。
「ちょっと好きかも」程度のことは挙げてはいけない、というルールがいいですね。「オタクと言われるほど偏愛している」というのがミソだそうです。その「間口が狭い」ところで見つかった相手との共通項目こそ、もっとも盛り上がるポイントだそうです。

上にあげた偏愛マップを作った方と私のオタク的な共通点をあげるなら「本屋さん」が好きで「好きな人の好きなモノ」が好きで「やる気あるスーパー」が好きで「海が見えるところ」ですね。これらについてなら、こちらから話もできるし、あちらから話を振られていくらでも話が出来ます。

皆さん!
「自分のことを話す」為に、この自粛期間に、貴方の枕詞或いは偏愛ノートを作って、沢山自分の「好きなこと」「やっていること」「はまっていること」「将来の夢」などなどを挙げていってみませんか。雑談力UPはネタ作りから始ります。あらためて自分を知ることにもなります。
どんなに口下手で話すのが苦手な人でも、自分のことなら、そして好きなことなら、話せます♪ まずは自分のことから話してみましょう。

Pさんの「明日のためにその3」でした。良い結果が出ますように(^_^)v