日本でも有数の自然保護団体「公益財団法人日本自然保護協会(通称:NACS-J)」をご存じでしょうか?この団体の「自然観察指導員」が行う自然観察会には年間100万人以上の方が参加しています。そして全国から指導員が集まる全国大会で事例発表をしてほしいとお声がけいただき、1月25日に大阪市立自然史博物館に行ってきました。(同日開催でスノーシュー婚活のイベントがあったので、当会代表として単独で参加してきました(^_^))


実はわたし(ゆかこさん)も20数年前にNACS-Jの「自然観察指導員」の資格を取り、この協会の会員でもあります。日本の自然保護施策にも影響を与える大きな団体で、隔月で発行される会報誌は最新の日本の自然環境の調査結果や情報が満載で届くのを楽しみにしております(余談・笑)
でも指導員の全国大会には今まで参加したことがなく、(^_^;、どんな集まりなのか個人的にも興味津々でした。
さて、、、、
なぜ今回婚活de八ヶ岳推進委員会にお声がけをいただたかというと。。。

大会のテーマは「自然体験活動のトランスフォーマティブ・チェンジ」。
聞き慣れない言葉ですが、トランスフォーマティブ・チェンジは「変革」という意味で、自然体験が乏しい世代や経済的格差によって自然体験をするゆとりがない家庭の子どもたちに自然体験の機会を提供するには?というのが今回のテーマでした。みなさんも想像がつくと思うんですが、実は体験型の婚活イベントは「自然体験」の素敵な入り口になっています。トレッキング婚活、スノーシュー婚活、トレイルづくり婚活など、”人”と出会うだけでなくて、”自然”とも出会う絶好の機会になっているんですよね~。
そんなわけで、午後に行われた「無関心だった人もファンになる自然体験のチャンスを世の中にあふれさせよう!」というタイトルの分科会①で事例発表してきました。分科会は全部で5つあったのですが、一番人気の分科会だったようで、約40名の方が参加しました。(大会全体の参加人数は130名くらい)


お話しさせていただきました。



参加されていた皆さんは「自然にあまり興味関心のない人に、楽しく魅力的な自然観察の場を提供したい」という思いのある方ばかり。私の発表以外にも「認知症の患者さんや介護者のみなさんへの自然体験の提供」の発表もあり、新たな可能性をみなさんが感じられたようで、短時間ではあったのですが大いに盛り上がりました。
私たちにとっても自然保護団体に呼ばれて事例発表をしたのは初めてのことで、良い経験の機会をいただけたなぁと思っています。NACS-Jさん、ありがとうございました!

(文責:増田由香子)