主催は「ii出会い（いいであい）in北信州実行委員会」です。北信６市町村（山ノ内町、中野市、飯山市、木島平村、野沢温泉村、高山村）の広域連携ですが、コロナ以来3年ぶりのイベント開催になります。本年度の主幹は山ノ内町ですので、はじまりの会の挨拶は山ノ内町社会福祉協議会の網守さんにお願い致しました。会場は湯田中駅から1ｋｍほどの「ほなみふれあいセンター」。
MCは当会の愛ちゃん。楽しくはじまりの会を進行します。
あっという間に皆さんの心がほぐれていきましたが、足元のブルーシートが気になりますね。
今日のイベントのメインは「蕎麦打ち体験」なのです。が、皆がよく知っている「蕎麦打ち」とかなり違うようです？？ つなぎに「おやまぼくち」というものを使うのです。え？ますます分からなくなってきました。
キク科ヤマボクチ属でアザミ類だそうです。山菜として「やまごぼう」と言えばお分かりでしょうか。語源は、茸毛（葉の裏に生える繊維）が火起こし時の火口（ほくち）として用いられたことからだそうです。
その葉っぱを干して乾燥させた後、二日間煮ます。それを水洗いしながら葉っぱの筋（軸？）を丁寧に取り除きます。上の3つのお皿はその処理の各段階をみせてくれているのです。なんと手の込んだ「つなぎ」でしょうか。皆不安そうに見ています。
まずオヤマボクチを混ぜていきます。これがタイヘン。オヤマボクチがなかなか混ざってくれないのです。
ここまで「こねる」のに30分はたっているのではないでしょうか。
力仕事なので皆で順番にこねていきます。この作業だけでさらに30分くらいかかりました。
グループ替えをして、やっと「のばす」段階にきました。グループ替えをしてのばします。
これも大変 なかなか延びないのです。
ここでお手本。さっきからデモンストレーションをしてくださっているのは北志賀レインボー倶楽部のそば打ち名人の小河原さん。
やっとここまで広がりました。
またまたグループ替えをして、次は「切る」です。これも大変 包丁の手ごたえがいつものそば切りと違うのです。
なんとかコツを覚えて一人前づつ切り分けていきます。このあたりでやっと先が見えてきました。もうお腹ペコペコです。
最後の段階「ゆでる」まできました。ここで上手に「ぬめりを取る」のが最後の仕上げです。
食卓にはもうこんなトッピングが♪
というわけで、オヤマボクチ蕎麦、正式には「須賀川法印そば」の完成です。
では、いただきま～～す。混ぜ始めてからなんと二時間経っていました（写真もここまで16枚も使ってしまいました、つい熱が入ってしまった）。が、お世辞抜きで大変美味しかったです。一口に「信州の蕎麦」と言ってもいろいろありますが、これはその中で間違いなくＮo１のうまさです（当社比）。おそるべしオヤマボクチ。
小河原さんとその応援で指導に来て下さった女性達（右は網守さん）、ありがとうございました。「オヤマボクチ」を栽培している農家もさんも少なく、現地に行かなければ須賀川蕎麦は口に入りません。「幻のそば」とも言われています。今日は本当にいい体験をさせて頂きました。
さて、気を取り直して（？）午後は渋温泉町歩き。
食べ歩きも楽しいですね。渋温泉名物の「うずまきパン」は超人気
スタッフも食べ歩きの御相伴に預かっています。
上の写真の宿は「千と千尋の神隠し」にでてきた宿のモデルかと噂される「金具屋」です。今回は宿泊イベントではありませんので渋温泉には泊まりませんが、地元の方曰く「どの宿にとまってもハズレはありません」だそうです。このイベントでゴールインしたら是非ともハネムーンは渋温泉に♪
歩き疲れたのでこの辺でお茶タイム。小石屋旅館のカフェスペースです。こちらは小石屋旅館のオーナーさんで、移住して来て古くて使われていなかった旅館をリノベーションし、今では世界中からお客さんが泊まるゲストハウスのような旅館です。
フリータイムには町歩きでみかけた渋温泉の温泉まんじゅうとうずまきパンを用意しました。あっというまの一日でしたね。この時間の後はもうマッチングと終わりの会です。
本日のベストコーディネート賞の男女各一名。今日は午前中に蕎麦打ち2時間がありましたので、粉っぽく汚れてもいいような服装（エプロンは持参してもらいましたが）や、座って力を入れたり、様々な動作をしなければいけなく、また、午後から町歩きもあって、服装については皆さん大いに悩まれたと思います。いろいろ工夫してくださって有難うございました。でも、そういうことを考えるのも楽しいでしょ？。特に男性諸君は、婚活を意識し始めたらTPOの服装を考えるのが楽しいと思うくらいでないといけません。普段からいろいろ冒険し、チャレンジしてみてください。練習あるのみです。楽しんでくださいね。悩んでいる方には時々当会ではこういうイベントも開催していますので声を掛けてください。
本日は5組のマッチングがありました。本日の参加者は男女各7名の合計14名でしたから、5組10名のマッチング率は高いですね。きっとどなたも須賀川そばの変則的しかも２時間かかるそば打ち体験は初めてだったでしょう。「初めて体験」を皆で失敗もしながらワイワイやると、お互いのことがよくわかって、こういう結果になるのですね。おめでとうございます。
約1,300年前、奈良時代の僧「行基」によって発見されたという渋温泉の夜の写真をHPから拝借しました。マッチングされた方もされなかった方も、機会を作っ渋温泉に泊まりにきてください。
本日のスタッフです。大勢関わっているのは、実は本日は同時開催でもう一つの婚活イベントが行われていたのです。この写真は朝、全員が揃ったところで打ち合わせをし、二班に分かれてそれぞれの婚活会場に向かう前の記念写真でした。もう一つの報告はコチラです。皆さまお疲れさまでした。参加してくださった皆様も有難うございました。 
