婚活de八ヶ岳推進委員会について(→HP)

【実施報告】縄文deえんむすび in 富士見町 ~五千年を超えたキセキ~ 11月13日(土)おかげ様で満員御礼にて賑やかに開催できました。やっぱりリアルに出会ってリアルに会話するのが一番ですね。 

実際に縄文人が住んでいた遺跡の上で開催しました。富士見町「井戸尻遺跡」です。多分この風景は当時とあまり変わらないでしょう。光と風がよく通る高原の平坦な地形です。良いところに住んでいたのですね。

今回は上のようなテーマなのですが、事前打ち合せの時に何気なく出た「縄文時代に婚活なんてあったかな?」という言葉から「当時の女性・男性の役割とは?結婚とは?家族とは?」といった疑問が次次に出てきて、「本番ではそんなことも少し考えていただく内容にしたい」となりました。果たしてどうなったでしょうか。

まずは縄文人になりきってみました(スタッフだけですがm(_ _)m)。

富士見町「井戸尻考古館」館長の小松さんです。今回何から何までお世話になりました。縄文の衣装も小松さんが突然出してきてくれました。私達の「縄文時代の結婚はどんな様子でしたか?」という漠然とした質問にもしっかり答えてくれました。もちろん様々な説があり、定説はないのですが、小松さんによると

教科書に載っているような上のような家族像はまずなかっただろうと言うのです! 竪穴式住居一軒に一家族というのはどうも無かったようで、例えば、男性の家、女性と子供の家、若者の家、といったように分かれていたのではないか、しかも、一夫一婦制だったかどうかも不明で、もしかしたら集落全体で婚姻関係はなされ、したがって「誰々の子供」という概念はなく、皆で子供を育てていたのではないか、というのです。確かに縄文生活では獲った獲物も集落の皆で分け合っていたように思われますので、「皆で平等に何でも行う」といった理解の方が考えやすいですね。

なかなか刺激的な縄文時代の家族像ですが、なにはともあれゆかこさんの進行で始りました。

まずは火起こし体験から。神が降りてこないと火は起きないそうですが、小松さんにはすぐに降りてきました。さて私達は?

残念ながらスタッフには降りてきませんでした(T_T) 参加者さんの中に降りてきたグループがあり♪、その火でお湯を沸かしました。多分火起こし作業のキーワードは「真剣に、神聖に」と「チームワーク」だったような気がします。私達スタッフは両方とも欠けていたようです(>_<) 皆さん悪戦苦闘をしておりましたが、火起こし作業の大変さがよく分かっただけでも収穫でしたね
お湯の中にハスの大きな葉っぱを入れて、後でお茶の時間に「ハス茶」を飲むことにしました。

人類にとって、火の発見(発明かな?)と同じように大事だったのは「土器の発明」だったそうです。土器によって、獲物を焼くだけでなく、煮炊きが出来るようになり、食べ物の種類が格段に増え、栄養素のバラエティが格段に増加して、人類の、特に脳の進化に役立っていったのだそうです。

ちなみに、土器は素焼きですから、水を入れる前に少し空だきをしておきます。熱しておかないと水が土器に浸透していき、どんどん漏れていきます。熾火の上に直接めり込ませるように置いてお湯を沸かすのです。そうすると、土器の外側上部が煤で黒くなります。
火を起こすときはどんな時か、誰が起こすのか、火はどのようにして誰が守るのか、土器は誰が作るのか、水くみは誰が?などなど、皆で自由に雑談しながら縄文時代の生活を想像してみたのでした。

さあ、次は「弓矢体験」 段ボールで作った鹿やウサギや熊がいます。弓矢も縄文時代の発明です。槍の時代から弓矢の時代になって、すばしっこいウサギ等々も獲れるようになり、ますます生活が豊かになっていきました。狩りは恐らく男の仕事であったろうと思われます。縄文時代の弓といってもかなり力強く引かないと矢は飛んでいきません。とても丈夫に出来ています。

小松館長は一矢でクマを射止めました! 拍手が起きました(^^)/

この体験は大いに盛り上がりましたね、特に男子! 男達の本能に火を付けてしまったようです。縄文時代にもし「恋心」というものがあったとすれば、女子は狩りの上手な男子に恋をしたのではないでしょうか? 恋をすれば男女間に「恋愛」というものが発生し、「自分達の子供が欲しい」「自分の家も欲しい」という感情も湧いてくるのではないでしょうか? 今回はそこまで皆で議論しませんでした。精神的なものは遺跡として残らないのできっと永遠の謎ですね。

さてさて次なる体験は「乾拓」。私も初めての体験です。「拓本」は例えば釣った魚や、石に彫られた俳句かなにかの記念碑に薄い墨汁を塗りつけて紙をあて、バレンでこするのですが「乾拓」は対象物に墨など塗りつけません。紙でくるんでその上から固形墨で擦って対象物の凹凸をあぶり出すのです。

そうするとこのようになります。なんと対象物は、地面から掘り出された本物の土器の破片です。「え~っ、本物を使っていいんですか~っ!」と歓声があがりました。

乾拓してとった絵型に裏から薄く溶いだ絵の具を塗っていきます。裏彩色といって、棟方志功が編み出した技法です。そういえばなんとなく棟方志功さんの絵に雰囲気がにていますね。もちろん縄文時代にはこんな技法はありませんでしたが、浮き上がった縄文文様がより生き生きと見え、当時の彼らの精神生活の有り様を想像するのに十分楽しい「遊び?」となりました。
この作業で求められたものは「センス」でした(^^) 縄文土器は「便利」や「機能」を優先して作られたものではなかったようです。それらより上位にくる「何か」を優先し、それらを形にしていくセンス。多分それらが求められていたのでしょう。そのセンスがある者が土器作りに携わっていたのではないでしょうか。「男女の役割は」とか「ジェンダー」とかいったややこしい問題は(多分)なかったものと思われます。

ここでお茶タイム。井戸尻遺跡登録銘菓の最中です。蓮茶とともにいただきました。土器の空だきが足りなかったせいか、出来上がりの蓮茶が少なくてすみませんでした。

そろそろマッチングタイムです。今日はコロナのことも考えて少人数(男女各8名ずつ)短時間(午後から開催)で実施致しました。中身の濃さに比べて少し時間が物足りないくらいでしたね。機会があればもっと本格的にやりたいと、スタッフも思いました。きっといつか又やります、お楽しみに。

で、恒例の「本日のベストコーディネート賞」男女各1名 
マッチングは2組でした。

毎回書いていることを又書きますm(_ _)m。マッチングされた方々に「おめでとうございます」と言いたいところですが、皆様はとりあえず「バスに乗った」にすぎません。しっかりバスを発車させて下さい、そして行く先が二人同じ場所になるように協力して進めていって下さい。これからが本番です。幸せ行きのバスとなりますよう心から祈っております。
もし、二人の目指す行き先が違うなと感じられたら、躊躇無くバスを降りて、次のバスにお乗りください。婚活イベントで出会ったお二人には「躊躇無く」行動することが求められます。それが「お互いの時間を無駄にしない」誠実な振舞となります。バスは次次に来ます。
ただ、躊躇無く行動する条件として、マッチングした方とは3ヶ月ほどの間に3回程度会って下さい。1回は短い時間でかまいません。例えば(あくまで‘’例えば‘’です)最初はお茶をのむだけ、二回目はランチを共にする、三度目は夕食を食べる程度でいいでしょう。その間の、実際にお会いしている時間や、前後のラインやメールなどのやりとり等を通じて、そのバスが自分に居心地の良いバスかどうかは感じるハズです。感じたら感じた通りに行動してください。「考えるな、感じろ」です。
もし、そのバスが結婚行きのバスで、お二人がゴールインされましたら、いつでもかまいませんので私達スタッフに連絡を下さい、私達の励みになります。皆様方の幸せが私達の喜びです。

それでは、もう一度スタッフ全員集合の写真をUPして報告を終了いたします。富士見町役場の方々、富士見町結婚相談所の方々、そして井戸尻考古館の方々、大変お世話になりました、有難うございました。参加下さった皆様方もお疲れ様でした、有難うございました。

最後にお忘れ物ご案内です。女子トイレに落ちていました。お心当たりの方は婚活de八ヶ岳推進委員会まで連絡下さい(10日以上経ってのお知らせで申訳御座いません)

【参考】参加者さんアンケート
◆あなたの性別は?
女性:5名
男性:6名

◆あなたの年齢は?
女性  35~39才:5名
男性  30~34才:1名、35~39才:5名

◆あなたのお住まいは?
女性  山梨県:1名、長野県:3名、東京都:1名
男性  山梨県:1名、長野県:5名

◆婚活パーティーや婚活イベント等の参加は今回で何回目ですか?
女性  初めて:2名、2回目:1名、~5回目:1名、~10回目:1名
男性  初めて:1名、2回目:1名、~5回目:3名、10回以上:1名

◆このイベントを何で知りましたか?(複数回答あり)
女性 婚活de八ヶ岳推進委員会のHPやブログ:2名、県のHPやメルマガ:1名、チラシ:1名、結婚相談員さんからの紹介:1名、長野日報:1名
男性 婚活de八ヶ岳推進委員会のHPやブログ:2名、県のHPやメルマガ:1名、友人・知人の紹介:1名、町の広報:1名、未記入:1名

◆「婚活イベントに参加しよう!」と思ったきっかけは何ですか?
<女性>
・縄文体験も婚活もできる
・縄文がテーマだったため
・チラシをいただいたので
・遺跡に行ってみたかったから。婚活について考えたかったから。
・久しぶりにリアルな婚活だったので。
<男性>
・外でのイベントに興味がありましたので参加しました。
・縄文がテーマだった
・結婚したいと思っているから
・コロナ禍明けで婚活のイベントがあったので
・リアルで会うことのできる貴重な機会だったから。
・40才目前にして伴侶が欲しいと思ったから。

◆今回の「縄文体験」はいかがでしたか?
<女性>
・非常に興味深く、面白かったです。(館長の)小松さんからのお話が良かったです。
・予想以上に楽しかった。
・とても楽しかったです。
・大満足です。
・火起こしは難しかった!
<男性>
・とても楽しかったです。狩猟体験ができたことも大変楽しかったです。
・知らないことだらけだったのでとても貴重で楽しかったです。
・とても楽しかった。真実がよくわかった。
・話を聞くだけでなく、体を動かしながら楽しめて良かった。
・貴重な体験が良かった。特に火起こし。
・火起こしが思っていた以上に大変だと知ることができて良かった。

◆今日ちょっと嬉しかったことがあればお書きください。
<女性>
・たくさん笑った。地元の人たちの良さがわかった。
・同級生(同学年)がたくさんいました。皆感じが良かったです。
・婚活忘れていろんな方とお話しできたこと。
・きれいな富士山が見られたこと。
・弓体験ができたこと。
<男性>
・インドア派だがそれなりに活躍できた。
・たくさんの人と話ができた。
・みんな気軽に話しかけてくれた。
・火起こし体験で火をおこすことはできなかったが、惜しいところまでできたこと。
・弓矢をひいて、やるごとに飛距離が伸びたこと。
・未記入 1名

◆今日ちょっと心残りだったことがあればお書きください。
<女性>
・特にありません。
・未記入 4名
<男性>
・時間が名残惜しい。
・フリータイムで女性が動いてしまったので話しかけができなかった。
・蓮の葉のお茶をもう少し飲みたかった。
・弓矢が的にうまく刺さることができなかったのが残念でした。
・弓矢がクマに当たらなかった。
・弓矢がうまく飛ばなかったこと。

◆一日を通しての感想をどうぞ♪
<女性>
・とても充実した時間でした。どうもありがとうございました。
・話しやすい人が多くて楽しめた。
・縄文体験とても楽しかったです。また考古館に来たいと思いました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
・天気に恵まれ、縄文体験、小松さんのお話しと、大満足の一日でした。
・イベント盛りだくさんで楽しかったです!
<男性>
・最初から最後までスタッフの皆さんの丁寧な対応がとても印象的で良かったです。
・とても貴重な体験ができて楽しかったです。
・コロナの対策をしたうえでリアルな婚活はとても楽しい。
・コロナ禍で難しいですが、食事もあるといいなと思いました。スタッフの方が温かく声かけしてくれたのが良かったです。スタッフ同士が仲良さそうというのもあったと思います。
・良い天気で気持ちも晴れやかでした。
・他の人と話すのが久しぶりで緊張したが、うまく話すことができて良かったです。

◆コロナ対策について気になったことがあれば教えてください。
<女性>
・ありません。
・特になし
・未記入 3名
<男性>
・完璧でした。ありがとうございます。
・特にありません。お世話になりました。ありがとうございました。
・なし
・未記入 2名

◆(男性向け婚活事前セミナーに参加された男性へ)事前セミナーはお役に立ちましたでしょうか?具体的に感想をくださるとありがたいです。
・とても役立ちました。またセミナーにも参加します。
・心構えを聞いて、当日は楽に参加できた。